2017年12月19日(火)と2018年2月9日(金)、北千住シアター1010にて第12回・第14回みらいママ講座を開催しました!
今回のテーマは「出せてる?子どもの食事を見直そう! カラダとココロを創る食事」
産婦人科「永井マザーズホスピタル」勤務の管理栄養士、生田佳絵さんをお招きしました!
育児中のママのほかマタニティの方を中心に、約50名が参加くださいました。
※生田先生には、2017年12月に開催した料理講座「第11回メルマガ読者限定講座「板前に教わる!魚のさばき方講座 ~自分でさばこう~」の回では、調理補助としてご登場いただきました!
2017年度第12回・第14回みらいママ講座
生田佳絵先生の「出せてる?子どもの食事を見直そう! カラダとココロを創る食事」
講師:生田佳絵先生
埼玉県三郷市の産婦人科「永井マザーズホスピタル」勤務の現役管理栄養士
■管理栄養士
■永井マザーズホスピタル 在職
■新潟医療福祉大学大学院保健学修士課程卒
■日本病態栄養学会認定病態栄養専門師
■日本病態栄養学会会員/日本母性衛生学会会員
■日本栄養改善学会会員
モットーは【子どもの夢、ママの夢が叶う食事!シンプル×笑顔の食卓】
栄養相談や給食業務を担当しながら、学会発表などの研究分野、ベビーカレンダー(旧クックパッドベイビー)のレシピ調理担当をされるなど、幅広く活動されています。
これまでに延べ1万人以上の栄養相談を通じて、ママ・プレママ、子どもたちの食への悩みの多さを実感。
「少しでもその不安を取り除き、笑顔で過ごせないか・・・」
その想いから、薬膳などを取り入れた【食事の軸創り】を学び、多くのお母さんや赤ちゃん・子どもの生活が楽しくなるよう、子どもの生まれ持った5つの能力をしっかりと発揮できるよう、また食事で困ることのないように食事の軸創りを伝えるインストラクターとしても活躍中です!
そして、ご自身も4歳&2歳の2児の母として、乳幼児育児中!ママ目線も活かした実践的なアドバイスをしてくださいます。
食はカラダとココロを作っている
人間の体を構成するのは水分が6割以上ですが、その次がたんぱく質で約2割!この比率は年齢に関わらずほぼ一定で、まさに体のメインとなるものです。
子どもの胃は小さく、一度に食べられる量には限りがあります。だからこそ、メインとなるカラダを作るおかず(肉・魚・卵・豆)から考えるのが重要だそう!
また、食べることと同じくらい大切なのは「(栄養を)吸収すること」。食べたものがすべて役立つわけではないので、代謝・吸収が大事になってきます。
吸収の要は、腸!起床後、腸が動くまでには大人は1時間、子どもは2時間もかかるのだそう。大人でもそうですが、起きたばかりの子供に朝食を与えても「食べない~」となるのは当然なのですね。
野菜不足より、肉・魚・卵・豆を
大人なら、納豆、卵、豆腐などを追加、子どもなら、豆腐や白身魚、バナナなどを追加という風に、朝食や昼食、おやつなどの具体的なシーン別に、どんなものを補ったらよいかを皆で考えていきます。
生田先生からは、栄養士さんの間では、子どものおやつとして ”ちくわ” や ”するめ” などを取り入れているという話もありました!おやつも食事の一部、三度の食事で摂取できない栄養素をおぎなうものだからだそう。
「補完食」という「成長に伴い足りなくなる栄養素を補う」という考え方がWHO(世界保健機関)から示されているように、足りない栄養素をどのように補うのかという視点で食事やおやつを考えるのが大切なのですね。
発酵食品を食べ、いいウンチを出す
味噌、しょうゆ、塩麹、納豆、かつおぶし、ヨーグルト、チーズ、・・・
発酵食品には実に様々なものがありますよね。
その中で、日本が誇る最高のスーパーフード!として「味噌」について解説くださいました。
なんと、生田先生は発酵年数や菌の数にもこだわって味噌を選ぶのだそう!麦や豆などの原料によっても、効果・効能が違うのですね。
お子様向けには、離乳食などの味付けに味噌を使うのもおすすめだそう。
食べることと同じくらい「出すこと」=「デトックス」は大事!排泄がうまくいかないと、不必要なものが溜まって腐敗してしまいます。
排泄は大便によるものが約75%を占め、先生は「大便とはまさに『カラダからの大きな便り』。重要なメッセージを発信していますよ!」と話してくださいました!
"出す力" をアップするには、やはり水分補給が重要。
子どもに対しては水分をあげなきゃと一生懸命になりがちですが、それは大人も同じで、口の中がカラカラになった状態だともう水分不足が進んでいる状態。特にママは授乳などで水分不足になりがちなので、忘れないようにしたいですね。
外でおもいっきり遊ぶ
日光を浴びることで、骨の形成を助けるビタミンDが作られます。
雪深い地域の場合、日照時間が短いことから骨粗しょう症やくる病になる方の割合が多いのだそうです。日光を浴びることの影響は大きいのですね。
また、朝早く起きて日光を浴びるのは子どもの生活リズムを作るという意味でも、とても大切!適度なUVケアは必要ですが、天気の良い日は積極的に外遊びを取り入れるようにしたいものですね。
そのほか、参加者からの質問にも熱心に答えてくださいました!先生からの的確で具体的なアドバイスに会場のママたちも大きくうなずき、真剣にメモをとっていらっしゃいました。
生田佳絵先生勤務の産婦人科「永井マザーズホスピタル」の紹介
埼玉県・三郷市にある「永井マザーズホスピタル」。みらいママスタッフも大変お世話になった産婦人科です!
栄養相談にも大変力を入れており、料理教室や離乳食教室なども開かれています。先日、みらいママスタッフも料理教室に参加して、おせち料理を作ってきましたよ!
永井マザーズホスピタル
http://www.nagai-cl.com/ (外部サイト)
見守り保育の様子
みらいママの講座では、ママたちが講座に集中できるよう、見守り保育または託児を用意しています。
今回の講座では、出張・イベント託児の mamato さんと、ボランティアセンターのご協力を得て、保育スタッフがお子様と過ごさせていただきました。
保育面はもちろん、会場の設営や撤去の場面でも細やかな気配り・サポートをしていただき、大変助けられました!
母の笑顔が最高のごちそう!
最後に、生田先生からは
「人のカラダは「食べたように成る」といわれ、育児は「見せたように成る」といわれています。なので、母の姿が一番大事!今回は子どもの食事を見直そうというテーマでしたが、お母さん自身の食事を見直すきっかけにもなれば幸いです」
とのメッセージをいただきました!
今日の講座がママと子ども、そして家族みんなを支えるHAPPYな食生活のきっかけづくりになれば嬉しいです。
生田先生を囲んで記念撮影!!先生、ご参加の皆様、ありがとうございました!
みらいママでは、この他にも妊娠・育児・キャリア関連など様々な講座を開催しています!
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